私の地元は心霊スポットが何箇所もあり、土地柄なのか夏になると同級生は心霊スポットに出かける人が絶えませんでした。
今日は少しだけそのお話しをしたいと思います。

部活後に行く心霊スポット。聞こえる男性の声
私は学生時代はスポーツの部活で、部員が強いと言うこともあり県大会やら全国大会に頻繁に行っていました。
電車を乗り継いで行くため、今では考えられない時代かもしれませんが、生徒はとっくに帰宅しているだろう時間に学校に着くのです。
そして夏の風物詩と言わんばかりに帰りの電車やバスの中で男子は口を揃えて言いました。

おばけトンネル行こうぜ

じゃあ、一回家帰ってから行こう
なんて言いながら次の日、部活でその男子に会うと口を揃えて言います。

おばけトンネルから帰ったら耳元で男の人の声がするんだよ。『わっ!』とか『おー』とか。
もう1人の男子に聞いてみますが、

俺も!俺も!あれヤバイぜ。行かない方がいいよ。

行かないわ。
と私達女子部員は口を揃えて言ったのを今でも覚えています。そこから幾日かは、寝ても覚めても、その男子部員の耳元では男の人の声が聞こえたそうです。興味などで心霊スポットに行くことはお勧めしませんね ^^;
私たちに身近な幽霊への気持ち
私たちには身近な幽霊ですが、亡くなった親戚や知り合いが枕元に立つなんて良く聞く話ですね。そして、夏になればいたるところで心霊スポットや怪談の話には決まって幽霊が出てきます。
そんな幽霊を恐れる人もいれば、不気味がる人や感謝している人もいます。
私もその中の一人です。ちょっとだけ紹介させていただきますね。
最後の挨拶に来てくれたおじちゃん
私の幼少期は家の居心地が悪くて家にほとんどいませんでした。
幼少期から家にいないってどんな奴や!と思いますが、いつもいたのは、お隣のおじちゃんの家。おじちゃんは私の遠い親戚にあたるのですが、いつも優しく笑顔が絶えないおじちゃんでした。
そんなおじちゃんに私は、とても可愛がってもらいました。小さい時はいつもおじちゃんの所に行っては一緒に畑で遊んだり、釣りを教えてくれたりという記憶があります。
成長していく中で離れていった自分
私が中学生になった頃からは隣に遊びに行くことはなくなり、全くと言っていいほど関わる機会がなくなっていきました。
久しぶりにおじちゃんの話題が出たと思いきや、病気で入院していて、先はながくない。という事でした。その時の私の家の状況は父も入院していて、昼夜働き、お見舞いに行くにもなかなかお休みも取れず日が過ぎていきました。
朝方に耳元で大きな音
そんなある日、耳元で”パン”と手をたたかれたような音で目が覚ましました。
時計を見たときは朝の4時半過ぎ。こんな時間にパッと目がさめる事なんてないんです。だって、前の日は朝の2時半過ぎまで仕事をし、家に帰り眠りについたのは3時過ぎ。それにお酒も飲んでいたので、熟睡するはずなんですが、あんなにパッと目を覚ましたのは初めてでした。
不思議ながらもその時は二度寝をしました。
そして、また目を覚ますと玄関先で話し声が聞こえてきます。それは隣のおじちゃんの奥さんがウチに来ておじちゃんが息を引き取った事を母に伝えに来てくれていました。
“亡くなった時間は朝方の5時過ぎ。”
と言う言葉が耳に残りました。あの時のパンとした音の時間は4時半過ぎ。

人は亡くなる前にはお世話になった人に挨拶をしてまわるんだよ。
とおじちゃんに教えてもらった事を思い出しました。もしかしたら、あの音はおじちゃんが最後のあいさつに来てくれたんじゃないかと思います。
私たちが見直さなければいけない事
幽霊全てが良くないわけではないんでしょう。身内の人が自分の身内や大切な人を心配するのは当たり前の事なんだと思います。だからと言って、幽霊と繋がる事などを推薦してるわけではありません。
ただ、私たちも見直さなければいけない事ってたくさんあると思うんです。例えば、上で話しましたが、心霊スポットに遊びに行くことや面白がってお墓に行く事や動画やメディアに取り上げている事。これって、私は良くない事のように思えるんです。
遊びで心霊スポットには行ってはいけない理由。
もし、自分の家に知らない人が来て、無断で部屋に入って家の中をみていかれたら嫌ですよね。また、自分が頑張っている事を知りもしない人にあざ笑われたら嫌ですよね。幽霊が怒って当たり前だと思うんですよ。自分だったらどうでしょうか?怒りませんか?
遊びで心霊スポットに行く事は、馬鹿にしに行っている行為だと私は思います。
理解しよう。というのではなく、相手の生活を面白がってみない。これって常識な事なのに見えない世界には常識を持たない人が多く感じます。
私たちの生活はここにあり、幽霊の生活は私たちには分かる事も出来なければ、全てを見ることはできません。
幽霊も色々な思いを持っています。
- 助かりたい
- 家族が心配
- 楽になりたい
- 迷っている
- 恨んでいる
などそう言う強い思いを幽霊は持ってるケースが多く、それをわかって欲しくて近寄って来たり、同じなにかを持っているとついてこられたり。幽霊がいる場所は心霊スポットに限りません。
お仕事などで、その次元に行く訳でもなく、自分たちのステータスの為に行くならば、まずは自分の今をしっかり生きていって欲しいと思ってしまいます。
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